海外 支援のきっかけ
スリランカ ティラカ氏との出会い
虹の和代表・浅井ゆりがティラカ氏と出逢って10年以上たちます。
スリランカは仏教国で、彼も仏教を学ぶために、日本の佛教大学へと進学しました。
スリランカは紅茶や宝石の産地としても有名であり、大学を卒業したティラカ氏は宝石の道を選びました。母国スリランカと日本とを行ったり来たりの生活。
その時に日本で、宝石を扱う業者として、インターナショナルフェアで、私の師匠と出逢ったことがきっかけです。
アーユルヴェーダも有名で、石と星との関係・ヴェーダ星学を彼から学びました。
村の人々に薬を配布しているところです
スリランカ大統領と親交の深いヤサシ氏
スリランカ 村の子どもたちのお話
最近になって、ティラカ氏がこんな話しをしてくれました。
「今、スリランカはスマトラ沖の地震で、家を失ったり、親を失った子供達の支援が外国からたくさんあって、ここ数年で、急に発展してきたんだ。
でも、村の人々の生活はまだまだ貧しく、4人家族が月に日本円で1万円以下の生活をしている。
スリランカでの標準は一人月4万円はかかるといわれているのに。
だから、家もボロボロで、トイレがない家もある。
もちろんお風呂はないから、川を利用している。
この前ね・・・こんなことがあって・・・」
と、ティラカ氏が話し始めた。
「その貧しい村で、中学校に上がった男の子が、学校に行ってね・・・
くつを履いていなかったから、先生にくつを履いて来るように注意されたんだって。
もちろん、貧しい村だから、くつは買えないんだよね・・・
お母さんには、「くつをはいてくるように言われた」と話したんだろうね。
でも、どうしてもくつが買えなかったんだろうね・・
それでね、その子はとっても悩んだんだって。
でね。学校に行けなくて、自殺しちゃったんですよ・・・」
あまりにもショックな話に、私は涙が溢れてきました。
スリランカでは、くつは1000円位。
学校へは国の援助で行けるが、勉強道具は買えない。
くつも買えない。
さて・・・私たちに一体何が出来るのだろうか・・・
ティラカ氏は言う。
「一人毎月1000円の援助があれば、子どもたちはすごく助かるんですよ。
スリランカはどんな国?
スリランカには観光とアーユルヴェーダの学びで2度訪れたことがあります。
しかし、有名な観光地や寺院をみてまわるだけで、村人達の苦しい生活の話しを詳しく聞いたのは始めてでした。
2009年にやっと紛争が終わり、スリランカに平和がやってきました。
しかしまだまだ、教育、衛生、インフラの整備などの問題は山積みのようです。
この日本で暮らす、私たちのほんの小さな気持ちの積み重ねが、誰かの助けになるのなら・・・
私は、スリランカの子供達に少しでも役に立つような働きかけをしていきたいと思いました。
そして、最近になって知ったことがあります。
それは
日本が敗戦し、フランシスコ条約で各国から賠償問題を突きつけられた時に、助けてくれたのが、スリランカの当時の大統領だった、というお話。
あまりにも知られていない歴史に唖然としました。
当時、彼はこのような言葉を残して救いの手を差し伸べてくれたという。
「日本は我が国と同じ仏教国であり、憎しみは憎しみによって止むことはなく、慈愛によって止む。」
「我が国、セイロンは、日本に対して、対日賠償請求権を行使することを放棄する」
こう発言したことにより、各国の出席者を寛容な心にさせたおかげで、
今の日本が現在まで発展することが出来たと言われています。
今度は私たちが、この日本を助けてくれたスリランカに手を差し伸べる時がきたのではないかと感じています。
私たちにできること
スリランカへの支援
◎子ども生活応援支援
こどもたちに服やくつが買えるような支援
◎子ども教育援助支援
ノートや鉛筆、かばんなどの教育支援
◎自給自足農業支援
自分たちの食べる物を自分達で作れる農業支援
こんなことに役に立って頂ければと思っています。
支援していただいたお金はティラカ氏を通して、
現地のコロンボの仏教センターの大僧正「ヤサシ」氏へ渡ります。
彼が、現地の子供達へ物資を手渡ししてくれます。