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メルマガ第1号の記事(2007年2月12日)
まずはちょっと自己紹介を兼ねてお話しさせていただきます。
ご存じと思いますが、僕は「お金のいらない国」という小説の作者です。
1958(昭和33)年、東京生まれですが、もう二十数年名古屋に住んでいて、ずっと広告代理店に勤めています。
僕の仕事の中でも、お金に関する仕事はかなりあります。
とても面倒で、やっかいです。いろいろと問題も起きます。
ある時、お金はやりとりしているだけのものなんだから、
仕事さえすれば、そんなやりとりなんてやめてしまえばいいんじゃないかと考えました。
想像していくと、すごいことに気づきました。
もし、お金が存在しなくなったら、お金に関する仕事はすべていらなくなる。
いったいどのくらいの仕事が必要なくなるだろう。そうしたら、どんなに楽になるだろう。
そうなって困る人がいるか?
いや、お金が存在しないのだから、お金がなくて困るということはない。
そうなったら、やりたいことをすればいい。みんな何をするようになるだろう。
お金が存在しなくなったら、お金に関するトラブルはすべてなくなる。
お金がないための不自由さ、苦しみもなくなる。
ものはあるところからないところへ自然に流れるのではないだろうか。
飢餓貧困、不公平もなくなるのではないだろうか。
お金が存在しなくなったら、単にものを所有しているということには意味がなくなるのではないだろうか。
余分なものは作る必要も、持っている必要もなくなるのではないだろうか。
お金の存在しない社会ってなんておもしろいんだろう。
・・・・・・
長島龍人(Ryujin Nagashima)
「お金のいらない国」をYoutubeで見ることができます。
「お金のいらない国」シリーズ他 著者
昭和33年2月22日生まれ
武蔵野美術大学卒業後、広告代理店入社。
アートディレクターとして名古屋に配属
2003年、「お金のいらない国」出版。
以後、寸劇、落語、歌などで理想社会のイメージを伝えている。
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